親知らず抜歯後に注意するポイントについて
投稿日:2022年6月2日
カテゴリ:スタッフブログ
親知らず抜歯後に注意するポイントについて
今日は前回のブログ(生えかけの親知らずが痛い時の応急処置と対処法>>)に引き続き、親知らずに関するお話をしたいと思います。
親知らずは問題が生じやすく、抜歯と診断されることが多い歯です。さらに親知らずの抜歯後は、日常の生活で何気なく行っていることが痛みを強くしたり、トラブルを引き起こしたりすることがあります。親知らずの抜歯後に注意するポイントについてご紹介いたします。
激しい運動を控える
親知らずを抜歯してから数日間は、激しい運動をしないように注意しましょう。運動することによって血流が良くなると、抜歯部分の血がとまりにくくなったり、塞がりかけていた傷口が開いて再び出血したりする可能性があるため、きちんと血が止まるまでは安静にしましょう。
お酒の摂取を控える
親知らずを抜歯した際は、痛み止めの薬や感染症を防止するための抗生物質が処方されます。お酒とお薬を同時に摂取すると、お薬の効果が強く作用するため、場合によっては湿疹が出たり、血圧が低下したりなど、様々な問題が生じる可能性があります。さらに、お酒を飲むと血流がよくなるため、抜歯部分の血がとまりづらくなることがあります。親知らずの抜歯後は処方されたお薬を飲み終え、傷口がある程度治癒してからお酒を飲むようにしましょう。
長い時間入浴しない
長い時間入浴すると、体温が上昇して血流が良くなります。血流が良くなると、抜歯した患部の血がとまりづらかったり、再び出血したりする可能性があります。抜歯部分の傷口がある程度治癒するまでは、長時間の入浴は控えるようにしましょう。
煙草を吸わない・煙草の本数を減らす
煙草を吸うと、一酸化炭素によって血管が収縮し、血流が悪くなってしまいます。血流が著しく低下してしまうと、抜歯部分の傷口の治癒が遅くなる可能性があります。さらに煙草は虫歯や歯周病などのリスクも高めてしまうため、親知らず抜歯後だけでなく、普段から禁煙・減煙をおすすめいたします。
親知らずの抜歯後は上記のことに注意し、痛みの軽減やトラブルの防止を心がけましょう。また、親知らずの痛みが強い場合や違和感を感じる場合は、担当の歯科医師に相談し、適切な処置を受けましょう。
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