虫歯が多い子どものデメリット・注意点
投稿日:2022年5月11日
カテゴリ:スタッフブログ
虫歯が多い子どものデメリット・注意点について
子どもの歯(乳歯)は成長の過程で大人の歯(永久歯)へと生え変わります。いずれ生え変わるなら乳歯が虫歯になっても治療しないで良いのでは?と思う方もいるかもしれませんが、乳歯の虫歯が多いと様々な悪影響が生じます。今回は虫歯が多い子どものデメリットや注意点についてお話したいと思います。
痛みを感じる
虫歯の一番の問題は、虫歯によって歯が痛くなることだと思います。虫歯が多いと痛みを感じる部分も多く、痛みが強くなってしまうため注意が必要です。
歯並びの悪化
虫歯が多い子どもは、永久歯に生え変わる適正時期よりも前に乳歯を抜歯する可能性が高くなります。適正時期よりも早い段階で乳歯を失うと、空いたスペースに周囲の歯が倒れ込むため、永久歯の歯並び・咬み合わせが悪くなることが予想されます。また、抜歯をせずとも虫歯によって歯が脆くなると、噛む力によって歯が少しずつ動くため、将来的な歯並びや咬み合わせが乱れる可能性が高くなります。
運動時などに本来の力が発揮できない
歯を食いしばると瞬間的な力が増します。そのため、スポーツや武道などでは歯を噛みしめることによって球速が上がったり、動き出す時の瞬発力が高くなったりします。しかし、虫歯が多いときちんと噛みしめることができないため、本来の力を発揮できない可能性があります。
太りやすくなる
虫歯が多い子どもは歯が痛むことによってきちんと噛まずに飲み込むことが増えます。そうすると、満腹中枢が刺激されにくく、必要以上に食べすぎてしまうため、太りやすくなります。また、麺類やシチュー、カレーなどの食べやすいものを好むため、カロリーオーバーはもちろん、栄養不足なども懸念されます。
虫歯が多い子どもは、上記のように様々な問題を引き起こす可能性があります。乳歯はいずれ生え変わるからといって軽視せず、虫歯予防・虫歯治療に努めましょう。
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