口呼吸によって生じる口腔内への悪影響とは?
投稿日:2022年7月27日
カテゴリ:スタッフブログ
口呼吸によって生じる悪影響について
今回のブログでは、お口の健康にも深く関係している「口呼吸」についてお話したいと思います。
皆さんは鼻と口どちらで呼吸をされていますか?近年では口で呼吸をされている方が増加していますが、本来は鼻で呼吸することが正しく、口は消化器官という位置づけです。状況によって口で呼吸することもありますが、それはあくまでも鼻呼吸のサポートということになります。
そのため、本来は消化器官である口で呼吸をすることが習慣になってしまうと、下記のような体へ様々な悪影響が予想されます。
お口の中が乾燥しやすくなる
口呼吸が習慣になると、お口の中を常に空気が行き来するため、お口の中や喉が乾燥しやすくなります。お口や喉が乾燥すると、リンパが炎症を起こしたり、いびきが起こりやすくなってしまいます。また、体が緊張状態になることによって、睡眠が浅くなってしまう可能性があります。
免疫力の低下
鼻は外部から吸い込んだウィルスや有害物質を、体内に侵入させないためのフィルター機能があります。しかし、消化器官であるお口にはフィルター機能がないため、呼吸の際に吸い込んだウィルスや有害物質がそのまま体内へ取り込まれてしまい、免疫力が低下して風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。
お口周辺の筋力の低下
口呼吸が習慣になっている人は、お口が常に開いている状態になってしまうため、お口周辺の筋力が低下するため、顔のたるみや歪み、しわなどの原因となります。また、舌の位置が下がり、歯を押すようになるため、歯並びや咬み合わせが悪化する可能性が高くなります。お子様の場合は、将来の顔つきが大きく変化するため、注意が必要です。
虫歯・歯周病・口臭リスクが高くなる
唾液には汚れを洗い流す自浄作用や殺菌、溶け出した歯を修復する再石灰化など様々な働きがあります。しかし、口呼吸によってお口の中が乾燥してしまうと、唾液の様々な働きが低下してしまうため、汚れが蓄積して細菌が繁殖してしまいます。その結果、虫歯や歯周病、口臭リスクが高くなってしまいます。
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