ドライマウス(口腔乾燥症)の原因と対策
投稿日:2022年4月27日
カテゴリ:スタッフブログ
ドライマウス(口腔乾燥症)の原因と対策
ドライマウスとは、唾液の分泌が低下して口腔内が乾く症状のことです。口腔内の乾燥を訴える方は年々増加傾向にあり、現在では日本人のおよそ800万人がドライマウスになっていると言われています。
(※自覚症状がない方を含めると約3,000万人以上というデータもあります。)
ドライマウスになると唾液による除菌・自浄作用が低下してしまうため、汚れが蓄積したり、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯・歯周病・口臭など様々な問題が生じます。今回はそんなドライマウスになる原因や対策について解説したいと思います。
ドライマウス(口腔乾燥症)になる原因について
ドライマウスは下記のような様々な原因によって発症します。
老化
加齢とともに唾液線の働きが衰えるため、唾液の分泌量が低下し、口腔内が乾燥しやすくなります。
ストレス
日常のストレスや緊張することが多い場合は、交感神経の刺激によって唾液の分泌量が減少し、お口の中が乾きやすくなります。
飲まれている薬の副作用
持病がある方など、普段服用されているお薬の副作用によって唾液の分泌が低下し、ドライマウスになってしまうことがあります。
糖尿病・腎疾患・更年期障害
糖尿病や腎疾患を患っている方は、病気の影響によって身体の水分が減少するため、唾液の分泌も低下し、お口が乾燥しやすくなります。また、更年期障害によってホルモンバランスが乱れると、ドライマウスをはじめとした乾燥症候群になる可能性が高くなります。
口呼吸
唾液の分泌量に問題がない場合でも、口で呼吸をされている方は呼吸のたびに空気が行き来するため、お口の中が乾きやすくなります。
不規則な生活
睡眠不足や偏った食事、運動不足など不規則な生活によって自律神経が乱れるとドライマウスになる可能性があります。
ドライマウス(口腔乾燥症)の対策について
保湿スプレー・保湿ジェルを使用する
市販の保湿スプレー・保湿ジェルを使用し、お口の中の乾燥を緩和しましょう。ドライマウスはもちろん、
保湿スプレーや保湿ジェルなどを活用して湿度を保つことで、お口の乾燥を防ぐことができます。
加湿器を活用する
空気が乾燥すると、お口の中も乾燥しやすくなります。加湿器などを活用し、室内の湿度を高めましょう。
唾液線のマッサージをする
お口が乾燥気味の時は、唾液線(耳下線・顎下線・舌下線)をマッサージして唾液の分泌を促してあげましょう。
規則正しい生活をする
十分な睡眠と栄養をきちんと摂取し、規則正しい生活を心がけましょう。
上記のようにドライマウスになる原因は様々です。ドライマウスは虫歯や歯周病、口臭の発生など多くのトラブルの素となりますので、お口が乾燥しやすい方は一度歯科医院にて検査をおすすめいたします。
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