セラミックの歯の寿命が短くなる原因とは?
投稿日:2024年7月1日
カテゴリ:スタッフブログ
セラミックの歯の寿命が短くなる原因について
上北沢駅すぐの歯医者「上北沢歯科」の歯科衛生士です。
セラミックの歯は「精度が高い」「汚れがつきにくい」などの理由から、保険適用の素材に比べて長持ちしやすいといえます。口腔内環境やケアの方法、セラミックの種類によって個人差はありますが、保険適用の素材は5年使用できれば良いと言われるのに対し、セラミックの歯は10~20年以上が一般的です。
では、何が原因でセラミックの寿命が短くなってしまうのでしょうか?今回のブログでは、セラミックの歯の寿命が短くなってしまう原因についてお話したいと思います。
セラミックの歯の寿命を短くする主な原因
咬み合わせが悪い
咬み合わせが悪いと、咀嚼時などに一部の歯に大きな力がかかってしまうため、セラミックのつめ物・かぶせ物にダメージが蓄積し、いずれ破損や脱離をする可能性が高くなります。口腔内環境は日々変化するため、歯科医院にて定期的に咬み合わせをチェックしましょう。
歯ぎしり・食いしばり
睡眠時の歯ぎしりや食いしばりは無意識下のため、非常に強い力が歯や歯周組織にかかります。歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、慢性的にセラミックの歯に大きな負担がかかるため、破損する可能性が高くなります。歯ぎしりや食いしばりはセラミックの歯だけでなく、天然歯が欠けたり、割れたりするリスクが高くなるだけでなく、歯茎の退縮や顎関節症の原因にもなるため、注意が必要です。
事故や怪我
転倒や衝突などの事故や怪我でセラミックの歯に強い衝撃が加わった場合に、破損する可能性があります。接触の多いスポーツをされている方は特に注意が必要です。
虫歯
咬み合わせに問題がなくても、セラミックの歯が装着されている土台の歯が虫歯になってしまっては長持ちさせることはできません。土台の歯が虫歯になった場合は、再治療の際にセラミックを外し、歯を削らなければならないため、切削後の歯の形に合うようにセラミックも作り直す必要があります。
歯周病
日々のケアや定期的なクリーニングを怠ると、口腔内が不衛生になり、歯周病が発症する可能性が高くなります。歯周病が進行すると、歯を支える歯茎や歯槽骨が少しずつ溶かされ、最終的に歯が抜け落ちてしまうため、セラミックのつめ物・かぶせ物を装着した歯が重度の歯周病になった場合はセラミックもだめになってしまう可能性が高くなります。
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