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歯科治療時の麻酔注射が効きづらくなる状態とは?

投稿日:2022年12月9日

カテゴリ:スタッフブログ

歯科治療時の麻酔注射が効きづらくなる状態について

麻酔注射

歯科治療の際、痛みを伴う可能性が高い処置の場合には麻酔注射を行いますが、患者さまの状態によては麻酔が効きづらい場合があります。今回のブログでは、歯科治療時の麻酔注射が効きづらくなる状態についてお話したいと思います。​

なぜ麻酔注射が効きづらくなるの?

麻酔注射が効きづらくなる場合は下記のような原因が考えられます。

当該歯の痛みが強い・炎症が起こっている

虫歯が重症化すると歯の内部で炎症が起こるため、何もしていない状態で強い痛みを感じるようになります。痛みが強い場合は炎症がひどくなっているため、麻酔注射が効きづらくなることがあります。このような場合には、すぐに治療を行うと痛みがさらに強くなる可能性が高いため、まずはお薬などで炎症を鎮め、麻酔がしっかりと効く状態にしてから治療を行います。

体質・体格

麻酔は患者さまの体質・体格などの条件によって効き目が異なります。体格が良い方や骨格ががっちりしている方は、麻酔液が浸透しにくく、効き目が弱くなる可能性があります。

麻酔が効きづらい部位

お口の中でも麻酔が効きやすい・効きにくい部位というのがあります。下顎は上顎に比べて骨がしっかりしているため、特に奥歯の周辺は麻酔が効きづらい部位といえます。逆に上顎については、全体的に骨が薄いため、麻酔液をしっかりと浸透させることができます。

長期間放置した状態の虫歯

長い間治療せずに放置していた虫歯であったり、既に神経のない歯の根の部分に病巣が確認できたりする場合、その周囲の骨が硬化している可能性があります。骨が硬くなると、麻酔液が浸透しにくいため、効き目が弱くなる場合があります。

歯科治療の際、上記のような状態では麻酔が効きづらくなることがあります。体質などによって生まれつき麻酔が効きづらいという方もいると思いますが、麻酔をきちんと効かせ、痛みなく治療を行うためには、日頃から定期的に検診を受け、早期発見・早期治療を心がけることが重要です。

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