朝起きた際に感じる歯の痛みの原因とは?
投稿日:2022年8月19日
カテゴリ:スタッフブログ
朝起きた際に感じる歯の痛みの原因について
朝目覚めた時に歯が痛かったり、顎に違和感を感じたりした場合はお口の中で何かトラブルが起こっている可能性が高いです。今回のブログは寝起きに歯が痛みを感じる原因と対処法についてお話したいと思います。
朝起きた際に感じる歯の痛みの原因と対処法
寝ている間の歯ぎしり・食いしばり
朝起きた時に歯や顎に痛みを感じたり、違和感を感じたりする場合は、就寝中の歯ぎしりや食いしばりが原因であることが多いです。就寝中の歯ぎしりや食いしばりはストレスなどによって生じ、かなり強い力が歯や顎にかかってしまうため、朝目覚めた際に鈍痛を伴います。
【対処法】
就寝中の歯ぎしりや食いしばりは、歯やつめ物の欠けや脱離をはじめ、歯根破折(歯根が割れたり、折れたりする症状)を引き起こす可能性があります。特にセラミックなどのつめ物・かぶせ物を入れている場合は、欠けてしまうと再製作となってしまうため、就寝時にマウスピースを着用して歯ぎしりや食いしばりによる負担を軽減しましょう。
虫歯・歯周病
虫歯や歯周病が原因で起床時に歯が痛みを感じる場合があります。虫歯や歯周病は重症化すると、痛みが悪化するだけでなく、抜歯となる可能性も高くなるため注意が必要です。
【対処法】
できるだけ早めに歯科医院にて虫歯・歯周病の治療を受けましょう。また、予防や症状の悪化防止のために日頃からきちんとセルフケアを行い、定期的に歯科検診やクリーニングを受けましょう。
副鼻腔感染症
朝目覚めた際、歯に痛みを感じる場合は副鼻腔炎が原因となっている可能性があります。上顎のすぐ上に存在する上顎洞(副鼻腔)に炎症が生じると、位置が近い奥歯が痛みや違和感を感じたりします。また、膿が混ざった鼻水が副鼻腔に溜まり、神経を圧迫されることによって痛みを感じることもあります。
【対処法】
副鼻腔感染症によって痛みが生じている場合は、歯科医院や耳鼻咽喉科でお薬を処方してもらい、炎症を抑えましょう。
睡眠時の体勢
横向きやうつぶせの体勢で寝ていたり、歯や顎が固い部分に押し付けられている状態が長時間続いたりした場合は、朝目覚めた際に痛みを伴うことがあります。
【対処法】
毎回、同じ方の歯や顎が痛みを感じる場合は睡眠中の体勢が問題かもしれません。睡眠時の姿勢を意識的に変更することによって、起床時の痛みも緩和されると思います。
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